おはようございます。代表の上野です。
昨夜、パラリンピックの閉会式をテレビで見ました。
手話通訳者がNHKアナウンサーの音声を、表情豊かに手話通訳していました。
通訳者とフィーダーの名前が最初に表示されていましたが、フィーダーって何?と思った人はまだまだ多いのではないでしょうか。
通訳の方法は、一般的には「音声→音声」、「音声⇔手話」になると思います。
「音声→文字」については音声反訳と総称する場合もあれば、要約筆記、音声反訳、字幕と分けて呼ぶ場合もあります。
イレギュラーだと、「テレパシー→音声」という形で、小説やアニメや映画等でテレパシーを音声化するシーンがあります。
話を戻しまして、フィーダーとは「音声→手話」に分類され、もう少し細かく書くと「音声→手話(フィーダー)→手話」という方法になります。
民族学博物館の世界ろう者会議と手話通訳者というコラムの中で、フィーダーがいる手話通訳のことを「発表が音声言語で行われる場合、「フィーダー」と呼ばれる、いわば中継ぎの通訳者が発表者の向かい側にすわり、音声言語を手話言語に通訳する。このフィーダーの手話を見て、舞台上でろう者が会場向けに通訳する。もちろん、フィーダーの手話をそのままコピーするのではなく、内容に沿って、より手話として適切な表現を表出するのである。」と記載されています。
フィーダーが手話通訳をして、その手話を見てろう者がアレンジする手話通訳のよさについては、またいつか弊社の社員に詳しく説明してもらおうと思います。
本日はここまで。今週も頑張りましょう!