祝十周年!

 

おはようございます。代表の上野です。

実は本日、西都速記を組織化してから十周年になります。

全員未経験からのスタートアップでしたが、気がつけば特許を複数取得したり(近日4つ目取得予定)、速記士や手話通訳者が誕生したり、手話やパソコン文字通訳、字幕の連携入力ができる人が増えたりと、少しずつ専門性が高くなっていきました。

 

当時も今も、いろんなことをしたくて夢を語っていましたが、手話通訳業務に関しては当初、実は全く事業計画に入れていませんでした。

最初は手話の役務の現場や役割すらちゃんと知らず、速記、手話、要約筆記、字幕、点字等を情報保障として同一視していませんでした。

 

今でも一般的に、情報保障とは聴覚障害者への福祉という意味で使われていると思います。

 

西都速記が手話通訳業務を行うようになった経緯は、とても単純な話で、多くの自治体の業務カテゴリーが「翻訳・速記・手話通訳」と同一になっていたからです。

 

速記業務をやっていたら、手話通訳業務の依頼もときどき来るようになったというのがきっかけです。

スタートアップ時に、障害者差別解消法が施行されたというのが大きかったとも思います。

 

もちろん手話のことなど全く分からない状態だったので、依頼は全て断っていたのですが、何度もいろんな自治体から依頼があるので、困っているなら応えたいという思いが強くなっていきました。

 

たまたま、手話のサークルに入っている社員がいたので話を振ってみたところ、私なんてとんでもないということで、すごい勢いで断られました。

では、手話のサークルの先生をスカウトしたいという話をしたところ、まだサークルに入ったばかりなので、そんな話はとても言えませんと、これまた即答で断られました。

 

それから1年ほどして、大阪市の総合区案に関する住民説明会で、当時の吉村市長が24区全てを回って説明するという公務があり、市長の手話通訳をお願いしたいと、大阪市副首都推進局から依頼がありました。

同時に、市長の速記録の依頼もありました。

 

当時、マスコミが全国ネットで大きく報道していたこともあり、再び手話をやっている社員に、「この案件を何としてもやりたい。2つ同時にやる意義がある。」と説得して、現在もお世話になっている手話の先生をリクルーティングすることに成功しました。

 

この頃には以前と違い、速記、手話、要約筆記、字幕、点字が情報保障として果たす役割について、私なりに共通するものを感じてきており、また、手話を習っている社員からもいろんな話を聞いていました。

 

速記と同じく、手話の技術修得に費やす労力に比べて、異常に低い業務単価で、成り手が極端に減少しているという問題も肌で感じ始めていた時期でしたので、それを何とか変えていきたい思いを手話の先生に伝えました。

ありがたいことに、先生から協力を御快諾していただけたことで、情報保障をもっと広く俯瞰し、包括的にサービス展開をしていくという新しいコンセプトが始動しました。

 

新たに情報保障サービスの複数一括提供という企業理念を打ち立て、企業活動に邁進する中で、さらに我が社の方向性に確信を得る、運命の出会いを果たすことになります。

何と25年以上前から、既に聴覚障がい者のための字幕シンポジウムを毎年開催し、速記タイピング、自動音声認識システム、要約筆記、手話、点字の関係者を1つの会場に集めてディスカッションを重ねてこられた速記研究者がいたのです。

 

後にその方が中心となり、身体障害者用に開発されたタイプライターに出会ったり、文字入力の特許を一緒に取得することになるのですが、この話はまた別の機会で書きたいと思います。

 

これからも西都速記株式会社は挑戦、挑戦で前進してまいります。

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

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