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音声を可視化し 記録文化に貢献する
18日 3月 2022
手話通訳者に聞いてみた!
おはようございます。代表の上野です。 昨日は弊社がお世話になっている手話通訳の先生に、社員がいろいろと質問をしたいということでミーティングを行いました。 1級速記士の社員と、手話と速記ができる社員と私の3人で、いろいろと手話の先生にお伺いをさせていただきました。 あらゆる角度からの質問に、経験と知識を織り交ぜ、よどみなくお答えいただく姿に、プロの方が発する言葉の重みや確信、何より手話が好きで楽しいという心が伝わってきて、月並みな言い方になりますが、とても感動いたしました。 手話の歴史や各団体の歴史、役務の報酬の低さや後継者不足の問題、スマートグラスなどの最近技術の話までとても幅広く、あっという間の2時間でした。 特に印象に残ったのが、音声言語能力の獲得時期の話でした。 3歳までに音声言語能力を獲得していない場合、言葉の理解力に差が出るというお話は、知っているつもりでも全然違う話のように感じました。 手話で名詞を理解してもらう苦労や、落語の落ちを手話で伝えるのが難しく、どう理解してもらうかに苦心されているお話は臨場感があり、そういうことだったの
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16日 3月 2022
祝十周年!
おはようございます。代表の上野です。 実は本日、西都速記を組織化してから十周年になります。 全員未経験からのスタートアップでしたが、気がつけば特許を複数取得したり(近日4つ目取得予定)、速記士や手話通訳者が誕生したり、手話やパソコン文字通訳、字幕の連携入力ができる人が増えたりと、少しずつ専門性が高くなっていきました。 当時も今も、いろんなことをしたくて夢を語っていましたが、手話通訳業務に関しては当初、実は全く事業計画に入れていませんでした。 最初は手話の役務の現場や役割すらちゃんと知らず、速記、手話、要約筆記、字幕、点字等を情報保障として同一視していませんでした。 今でも一般的に、情報保障とは聴覚障害者への福祉という意味で使われていると思います。 西都速記が手話通訳業務を行うようになった経緯は、とても単純な話で、多くの自治体の業務カテゴリーが「翻訳・速記・手話通訳」と同一になっていたからです。 速記業務をやっていたら、手話通訳業務の依頼もときどき来るようになったというのがきっかけです。 スタートアップ時に、障がい者差別解消法が施行されたというのが大き
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15日 3月 2022
「通訳」を辞書で調べると
こんばんは。代表の上野です。 「通訳」を辞書で調べると、 コトバンクでは「異なった国語を話す人や言語の不自由な人などの間にたって、訳して、互いの意思を通じるようにすること。また、その人。通弁。通事。」 広辞苑では「互いに言語が違うために話の通じない人の間に立って、そのことばを訳して相手方に伝えること。また、その人。通弁。通詞」 どちらにも出てくる「通弁」ですが、幕末から明治期に使われていた言葉で、通訳を意味します。 ついでに「通訳人」とは、「訴訟手続で、陳述者が日本語が通じないか、聾者(ろうしゃ)・唖者(あしゃ)である場合、その通訳を命ぜられた者。」とされています。 西都速記株式会社は、裁判所の民事訴訟手続において、パソコン文字通訳としての通訳人の役務実績がございます。 もちろん手話通訳者も多数在籍しております。御用命の際はぜひ弊社に御相談ください。懇切丁寧に対応させていただきます。 どうぞよろしくお願い申し上げます。
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14日 3月 2022
パラリンピック閉会式、手話、フィーダー?
おはようございます。代表の上野です。 昨夜、パラリンピックの閉会式をテレビで見ました。 手話通訳者がNHKアナウンサーの音声を、表情豊かに手話通訳していました。 通訳者とフィーダーの名前が最初に表示されていましたが、フィーダーって何?と思った人はまだまだ多いのではないでしょうか。 通訳の方法は、一般的には「音声→音声」、「音声⇔手話」になると思います。 「音声→文字」については音声反訳と総称する場合もあれば、要約筆記、音声反訳、字幕と分けて呼ぶ場合もあります。 イレギュラーだと、「テレパシー→音声」という形で、小説やアニメや映画等でテレパシーを音声化するシーンがあります。 話を戻しまして、フィーダーとは「音声→手話」に分類され、もう少し細かく書くと「音声→手話(フィーダー)→手話」という方法になります。 民族学博物館の世界ろう者会議と手話通訳者というコラムの中で、フィーダーがいる手話通訳のことを「発表が音声言語で行われる場合、「フィーダー」と呼ばれる、いわば中継ぎの通訳者が発表者の向かい側にすわり、音声言語を手話言語に通訳する。このフィーダ
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14日 3月 2022
反訳作業に適したイヤホン、ヘッドホンの選び方?
おはようございます。代表の上野です。 速記の世界ではよく、生で聴いた音がもっとも鮮度が高いと言われています。 これは音楽でもそのように言われておりまして、生演奏が最も贅沢と言われるゆえんです。 レコードからCDに移行したときに、少し耳のいい人なら、レコードに比べて雑音はクリアになったけど、音の温かみが消えたというような感覚を覚えた人がいるのではないでしょうか。 これにはいろいろな話がありますが、1つにCDの規格である16bit、44.1khzが関係しているそうです。また、人の可聴域は20から20000hz程度とされていますが、それ以外の領域も音質に影響しているという話もあります。 この辺の話を深掘りすると沼にはまりますので、少しだけ音楽をかじった程度の私が、ざっくりと語ってしまうことをお許しいただければ幸いです。 なるべくイヤホン、ヘッドホンの選び方の話からそれないように気をつけます。 あ、でもやはりそれると思いますので、選び方の結論だけ先に書いておきます。 【私が思う反訳作業用イヤホン、ヘッドホンの選び方】 ・百聞は一見にしかず。とりあ
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14日 3月 2022
音声反訳とは?
おはようございます。代表の上野です。 音声反訳という言葉をWikipediaで調べると以下のように記載されています。 「反訳者の仕事内容 音声ファイルを音声反訳ソフトに取り込み、音声データを再生。音声を聞き取りながら文字化する。 反訳ソフトに付随する専用フットスイッチを使用して、効率よく作業を行う。座談会・会議等の場合、音声だけでは話者の声を聞き分けることが出来ないため、依頼者に発言メモ(会議スタートから会議終了まで、発言者の番号と話し始めの言葉を少し書いたもの)の作成をお願いする。 メモがあれば、完成原稿に正しく発言者名を入れることが可能となる。」 この最後の発言者名のことについて、会議で記録をした人なら1度は思ったことがあるのではないでしょうか、「発言を重ねないでくれ~!」と。 言い合いになると、発言者名を書く手が追いつきませんよね。 私も現場でとっさに配席図の各席に番号を付番して省略したことがありました。 そんなこともあり、ボタンを押すだけで記録できるものが欲しいなあと思っていました。 社員も同じことを思っていて、そういう話を何度かしたことがありますが、
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日本語
· 18日 2月 2022
日本語って
西都速記は音声を文字化する会社ですが、速く記すということを社名に入れている速記会社は多い。なら、その速度の目指す究極的な目標は、発せられた音声にどこまでも近づく速さで文字化するということではないだろうかと私は考える。 文字化といっても、現代の速記会社は反訳した文字を電子データ化することが必須なので、端末入力の場合、平仮名、片仮名、漢字、アルファベット、アラビア数字等への切替えや変換作業が必要である。 日本人は世界で唯一、表音文字と表語文字を両方扱う器用な人種だ。ちなみに鈴虫の音も人の声も右脳で処理する。器用な分だけ、入力時の語句変換回数は恐らく世界で一番多いだろう。 先日、中国の速記会社とオンラインで交流する機会があった。リアルタイム入力の速度を見させていただいたが、正直、圧倒的に速い。全て中国語だったので何が書かれているのか読めなかったが、変換作業が少なければあの速度感で打てるのか、と感心した。 ここから自動変換や音声認識技術の向上を!と話を膨らませていきたいところだが、春の気配がまだまだ感じられない、寒風吹きすさぶ窓の外を眺めながら日本茶をすすると、記憶は遠い昔へと遡る。
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